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『生日足日』(いくひのたるひ)
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机の中をかたづけていたら、はがき大のこんな印刷物が出てきた
                                          
なつかしく読み返すと、なかなかいいことが書いてある
                                     
                                       
建物を建てる前、途中、出来上がった後等
神社さんに来ていただき、神事を経験されたことのある
方々もたくさんおられると思う
                                   
そのときに神官がおこなう、式の次第の中で必ず
「祝詞奏上」(のりとそうじょう)という次第が中ほどにでてくる

その祝詞(のりと)中に出てくる言葉が
この『生日足日』(いくひのたるひ)である
                                
意味はこの八幡通信にあるように
生日とは、希望を持って生き生きと過ごすこと
足日とは、不平や不満を言わない満ち足りた日のこと
こうして暮らしていけることが、幸福だというのである
                              
足るを知ることが、とても大切なんだとも言いたいのだと思う
                                         
                                       
この『八幡通信』の正体はというと、小さく見えるが
広島市佐伯区にある、五日市八幡神社の宮司が毎月
発行しているミニコミレターなのである
                               
ここの宮司さんは、神事があるときはこのミニコミ紙を
ふところに忍ばせて来て、式が終わって参列者が
帰るときに、すかさず1枚ずつ手渡しするのである
                                     
しかし式にも大小様々で、とても配れる雰囲気じゃないときもあり
「今日は、だめだった」などと、悔しがる光景も何度か見かけた
                                  
そんな時はわたしから、催促していただくようにしていた
あのときの、うれしそうにされた顔が思い出され、なつかしかった
                                    
平成12年で31号だから、続いておられれば100号は
とっくに過ぎているはずだが

                            

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菅 健風
つれずれ   6 0

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